幹線道路から一本裏手の道路に面したオーナー住戸兼共同住宅。
幹線道路沿いの大きなボリュームの共同住宅や店舗と、その背後の戸建て住居の多い住宅地との境界線上に建つことから、
計画建物は少し小さく分割された住戸ブロックが集まったような立面とすることで、
周囲の大小のボリューム群の間を調停するような建ち方と風景をめざしている。
住戸ブロックには大小様々なサイズがあり、それらを2つないし3つを組み合わせることで1つの住戸となっていることと、
建物を貫通する2つの中庭があることで、すべて異なるタイプの住戸となっている。
2階レベルの道路に接する北側背面には、メインエントランスと各階をつなぐ螺旋状のスロープをつくり、
その中央は住人同士が交流できるスペースとなっている。