山梨・石和温泉の築40年のホテルの大レストラン(バイキング会場)のリニューアルプロジェクト。
季節ごとに多種多用な料理が並ぶため、内装や什器のしつらえは極力シンプルなものとしつつも、
木のテーブル・金属のテーブル・石のテーブルと質感を変えた配膳台を用いることで、料理の置かれ方に対して背景を与えるようにしている。
ステーキなどの火を用いたパフォーマンスをする一角には巨大なすり鉢状のフードを用い、象徴的な場としている。
外部とは唯一北側の窓で接するが景色には恵まれていないため、コンクリートの傾斜する壁面を設けて面状の滝をつくりだし、
柔らかな反射光を室内に導くとともに音環境的にも水音を加算することで日常性を排してしる。