廃校となった小学校から道の駅へのリノベーションコンペ案。
従来の通過型「道の駅」ではなく、農業を軸とした体験型の観光施設とすることで、地域住民の方々との間にも新たな交流を生む新しい学校 のような「畑の学校」を提案。

既存の校舎の整然と並んだ教室群など、学校らしい構成はさまざまなアクティビティを包むには単調。
そこで、校舎の元校庭側に奥行2.4ｍの小さな部屋を立体的に並べることで、少人数でも居心地が良くなるような地域の人も利用しやすい空間を設けるとともに、
新たな厨房設備など既存校舎の改修では負荷となりやすい機能を効率的に付与することができる構成としている。
小部屋群と既存校舎との間には幅2.7ｍの吹抜けの「通路／プロムナード」が設けられ、分離された構成の各既存教室間の連携を図りつつ、
にぎわいのある場をつくりだしている。

グランドにはできるだけ大きな「畑／グリーンフィールド」をつくり、建物もそれをバックアップするような機能を充実させることでより滞 在型の観光拠点とするとともに、
地域住民の方々との交流や新たな経済活動を?む施設になることを目指している。