千葉郊外の動物病院と店舗の複合施設計画。
駅前の敷地は、幹線道路と建設途中の電車高架、それと車の入れない歩道に囲まれ三角形のかたちをしている。
車で来る人、電車が来る人、それぞれのアプローチの方向とスピードがことなる。
建物敷地に沿って三角形に配置するとともに、頂点をばすように外壁面を引き伸ばしさらには湾曲させることで人と車それぞれを分離するとともに
異なるスケール感の外観をつくりだしている。
中で診療を待つ人、トレーニングを受ける犬、ペットグッズを選ぶ人、カフェでコーヒーを飲む人それぞれが外壁面に等価に混ざって見えることが面白いと思い、
大きさの異なる正方形の窓をランダムに並べて少し不思議な駅前風景をつくりだそうとした。
外壁面を照らす照明は設けず、窓から漏れる光のみで、外構の照明を計画している。